団体理念
①地域教育の支援、研究
②学校と地域を結ぶネットワーク構築
③まちづくりの推進
④子育て支援に関する事業
⑤歴史、文化、芸術、自然等を学ぶ観光事業
自分の人生に主体的な一歩を踏み出す「ひとづくり」
教育を起点に人材が地元に還流し続ける「仕組みづくり」
代表理事・設立の想い
私は南魚沼市旧塩沢町に生まれ、観光バスガイドとして25年間、全国各地の観光地を旅してきました。
日本の風土・文化・歴史・それを継承する熱き人々との出会い等、振り返れば、この観光業で多くを学び、得た知識や経験が、今の私のベースとなっています。
2008年に地域復興支援員として南魚沼地域復興支援センターの主任に就任。以後10年間、今度は南魚沼市全体の地域づくりに携わることになります。大きな取り組みとしては、観光を活かした人材育成・市内12地域に設置された地域づくり協議会の活動支援です。
この地域は、他所に誇れるものがたくさんあり、優れた伝承者が大勢います。ですが、担い手不足、若者の流出など様々な課題も抱えています。地域の宝である、未来を担う子どもたちが、多様な年代の人と関わりを持ち、学校だけでは学べないことを地域で学び、郷土愛に溢れた子どもたちを育みたい。そんな思いから「学校」「子ども若者」「地域」「企業」「人」とを繋げる活動団体、一般社団法人 愛・南魚沼みらい塾を設立いたしました。
一般社団法人 愛・南魚沼みらい塾 代表理事 小林昌子
新潟県南魚沼市とは
新潟県南魚沼市は日本屈指の豪雪地帯で毎年街場でも3mもの雪が降ります。
江戸時代には関東への交通の要所として、また水運の終点としても栄えた宿場町。
2004年に平成の大合併で近隣の町と合併、南魚沼市となりました。
日本一と言われる「魚沼産コシヒカリ」の生産地として知られており、また八海山などの日本を代表する日本酒ブランドが生まれた土地でもあります。
雪国なので夏でも涼しいと思いきや盆地のためにかなり暑くなる……と思いきや真夏でも日が暮れると急に気温が下がるのが南魚沼市の気候の特徴。
この昼夜の寒暖差が、お米や農作物を美味しく育てる理由だと言われています。
また町内から車で30分以内の範囲に10ヶ所以上のスキー場があるのは、全国を探しても珍しいのではないでしょうか?
四季折々の彩り豊かな自然景観と自然環境に恵まれた山紫水明の地でのスキーなどのスポーツ、温泉など資源を生かした多彩な交流の拡大により、市の一層の発展・飛躍が期待されています。
兼続庵とは
愛・南魚沼みらい塾の拠点でもある『兼続庵(かねつぐあん)』は坂戸山という里山の麓にあります。
兼続庵を語る上で坂戸山に触れないわけにはいきません。
新潟県南魚沼市六日町にある標高634mの愛すべき坂戸山は、有史以来街と人々を見守ってきたソウルマウンテンです。
春にはカタクリや山桜などの山野草、夏はグリーンに輝く一面の田園風景。
秋には八海山や巻機山を望むパノラマ紅葉。
そして、冬には真っ白な静寂の景色を眺めることができます。
365日、一年中登山者が絶えないことが話題となりNHKの特集で取り上げられたこともあります。
歴史的にも非常に貴重な価値があり、越後が誇る伝説の戦国武将・上杉謙信も重要視していた重要拠点と言われています。
また2001年のNHK大河ドラマ「天地人」の主人公でもある直江兼続公と、上杉謙信公の後継者でのちに五大老となる上杉景勝公は坂戸山の麓で誕生。
そうです、兼続庵とは直江兼続公にちなんで名付けられました。
また『南魚沼 愛 みらい塾』の「愛」の一文字は、直江兼続公の兜の前立てに由来します。
大河ドラマ天地人で主役の直江兼続公役を演じた妻夫木聡さんが、愛の前立てがついた兜をかぶっている映像を記憶している方も多いのではないでしょうか。
南魚沼市の公式PRキャラクター「こめつぐ君」は、兼続公にちなんだキャラクターですが、兜に愛の前立てと米粒に似た愛らしいシルエットが特徴的です。
みらい塾は義と愛を貫いて戦国時代を生き抜いた地元の名士の精神を受け継ぐべく、2017年11月に兼続庵で産声を上げました。